BEER

店主のおすすめビールをご紹介します

グリゼット・ブロンシュ

Grisette Blanche

Grisette Blanche(グリゼット・ブロンシュ)はエノー州ル・ルゥという小さな町のSt-Feuillien(サンフーヤン)醸造所で作られるベルジャンホワイト

ベルジャンホワイトとは大麦に加えて、小麦または小麦麦芽を大量に使用して作れれるビール。オレンジピールとコリアンダーが入っていて、色は白く濁った淡いイエロー。さわやかでとてもハーヴィーな小麦ビール。

ネットで調べてみるとだいたいこんな感じで書かれていて、まあホワイトビールはこれが基本であとはスパイスの量とかで変化したり乳酸菌っぽい感じがでてたりする。グリゼットブロンシュはヒューガルテンとヴェデットと比べるとスパイシーで複雑な味わいがある。樽によって違いが現れる。一つのビールを10数年飲み続けて思うのは、同じビールでもその時々、その年とかロットで味が変化していくということ。大手のビールでは考えられない変化がクラフトビールの面白さなんだですよね。

2002年頃のオープンで渋谷パルコパート1地下にあったベルギービール屋イドロパット。当時はベルギーワロン地方限定でやっていた稀有な存在のお店。その店のために輸入したベルジャンホワイト(この情報、多分合ってるけど違ったらごめんなさい)アート・ブック・カルチャー・デザイン・音楽のあるライフスタイルの具現化というコンセプトでリニューアルしたその場所には、ワロン地方限定のベルギービールだけで50−60種類くらいの品揃えがあったと思う。店内にはデヴィッド・ボウイとルー・リードの写真が飾ってあって、Ideeの家具というなんとも不思議なファンキーな店だったな。

時代の変化とともにその店は無くなってしまいましたけど、今でもこのビールは日本に輸入されてて、一旦は特徴のない、、と言ってしまうと弊害があるかもしれないけど、安定感はあるけど良さを消された感じになってたんですが、最近はまた昔の感じが戻ってきます。

RateBeerではびっくりするほど評価の低いビール。この評価をみてRateBeerの評価は信じないことに決めたんだけど、最近では食べログとかもそうだけど、誰だかわかんない人の評価をみていい店とか悪い店とか決められるのはどうかと思う。評価が高いものがいいものではなくて、なんでもそうだけど自分で判断してほしい。Grisette Blancheはそんなビール。

個人的に思入れのある店とその店で出してたビール。イドロパットというのはフュミスト(いい加減、不真面目、冗談好き。人を揶揄するときに使う)が集まる場所なんですがね。1880年代のパリでの芸術家の溜まり場といいますか、こういう人たちが集める力があったビールとでもいいましょうか。

ビールを説明するときにスタイルとか色とか度数とか色々あるんだけど、今まで出会ったお客さんとの思い出とか、これ読んでその場所を思い出してくれる人がいるかもしれない。なんてことを考えながらこれは書いてます。

 

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